【2歳で言葉が遅い?】ことばの発達を遊びながら促す!知育絵本「えほんトイっしょ」の魅力

はじめに:絵本に興味を持たない子どもに悩む親御さんへ
「絵本を読んでいても、すぐに走り回ってしまう…」
「言葉の発達がゆっくりだけど、このままで大丈夫かな?」

そんなお悩みを持つ親御さんへ。
遊びながら“ことば”と“興味”を育てる、ぴったりの知育絵本があります。
絵本も好きになってくれるというおまけ付きです。
それが、絵本とおもちゃがセットになった「えほんトイっしょ」シリーズ。
絵本の物語とリンクしたおもちゃで、見て、聞いて、触って、動かして。
五感を使った体験が、ことばの理解と発語のきっかけをつくります。
この記事では、「絵本嫌い」「ことばが出ない」などのお悩みに対して、
「えほんトイっしょ」がどのようにサポートしてくれるのか、
小児専門の言語聴覚士の視点から詳しくご紹介します。
絵本を好きになるには「遊び」がカギ!
ことばの発達には「興味」と「体験」が重要
子どもが言葉を覚える過程では、お子さん自身の「興味」と実際の「体験」が大きな役割を果たします。
「これって何だろう!」「わくわくドキドキするー!」というお子さんの好奇心が、お子さんのことばの発達の土台になるのです。
絵本の世界を実際に体験できる「えほんトイっしょ」は、お子さん自身が物語の主人公となり、お子さんの知的好奇心を刺激し、ことばの理解を深めていくのに最適です。
絵本を好きになるには“楽しい”が必要
絵本を読むことが楽しいと感じることで、子どもは自然と絵本に興味を持ちます。
「えほんトイっしょ」は、遊びながら絵本の世界を楽しめるので、絵本に興味を持つきっかけとして、とても有効な玩具です。
絵本の読み聞かせについては、下記の記事からどうぞ

「えほんトイっしょ」とは?遊びながら学べる知育絵本

絵本とおもちゃが連動する知育玩具
「えほんトイっしょ」は、絵本とおもちゃがセットになった知育玩具です。
物語の世界を再現できるおもちゃが付いており、絵本のストーリーに沿って遊ぶことで、物語の主人公となり、楽しむことができます。
言葉・感覚・体験を同時に刺激
絵本だけでも、おもちゃだけでも楽しいですが、絵本とおもちゃを一緒に遊ぶことで、お子さんの視覚「みる」、触覚「さわる」、聴覚「きく」等様々な感覚を刺激しながら、より深く物語の世界を楽しめます。
これにより、子どもの想像力や語彙力を豊かに育むことができます。
ことばのセラピーで実践してます!
私自身が行っているお子さんへのことばのセラピーでは、かなり前から「えほんトイっしょ」シリーズと同じようなことを実践しています。
・絵本を読みながら、絵本の内容と同じごっこ遊びをする
例)おふろの絵本「のんたんあわあわぷくぷく」を読んで、お風呂ごっこ遊び
ふうせんの絵本を読んでから、風船あそび
・絵本を読んだ後、同じ内容の劇あそびをする
例)「おおきなかぶ」を読んで、劇ごっこをする
ことばのセラピー現場だけでなく保育園幼稚園でも、絵本を遊びの導入として積極的に活用しています。
「えほんトイっしょ」のような絵本とごっこ遊びが一緒になったグッツが発売されている現在は、本当に恵まれていますね。


「えほんトイっしょ」がことばの発達に効果的な理由
1. 遊びながら言葉の理解が深まる
絵本のストーリーに沿ってママパパが言葉かけをしながらおもちゃで遊ぶことで、子どもは自然と言葉の意味を理解していきます。
食べ物の名前や料理の手順など、生活の中で使う言葉を遊びながら覚えることができます。
2. 自然な親子の会話が生まれる
親子で一緒に遊ぶことで、「これは何?」「こうやって動かしてみよう!」など、自然な会話が生まれます。
ことばの習得がゆっくりな子でも、ママパパと一緒に遊びながらことばを増やせるのが魅力です。
3. 絵本=楽しい体験が記憶に残る
「絵本は楽しい!」という体験が積み重なると、絵本を読むこと自体が好きになり、他の絵本も読んでみたい!と興味が広がり、言葉を吸収するスピードが上がります。
また、おもちゃがあることで、「読みながら遊べる」という楽しみが増え、絵本への興味がぐっと深まります。

2歳・3歳におすすめ!えほんトイっしょ人気の4冊
1.しょくぱんくんとサンドイッチ

このシリーズの一番人気。
食べ物の名前を覚えるのに最適な絵本。
絵本と一緒にサンドイッチを作るおもちゃが付いており、遊びながら食材の名前を覚えることができます。
絵本と布でできたサンドイッチのおもちゃのセット。
絵本の主人公しょくぱんくんと、いろいろな組み合 わせのサンドイッチを作りましょう。
絵本のストーリーに沿って遊ぶことで、子どもが楽しみながら野菜や料理に興味を持ちます。
絵本以外の布おもちゃは洗濯可能です。
セット内容:絵本・トマト・チーズ・レタス・タマゴ・ジャム・クロス×各1、ベーコン・パン×各2
(公式ホームページより)
【言語聴覚士のおすすめポイント!】
・食べ物の名前だけでなく、「はさむ」、「のせる」、やさいが「とびでてる」等の様々な動作語を知ることができます。
・チーズとジャムを一緒にはさんだら、美味しいのかな?やさいだけのサンドイッチが食べたいな、等お子さんの興味に合わせて、色々なパターンのサンドイッチを作って、味を想像してみましょう。
・実際にお子さんと一緒にサンドイッチを作ってみましょう。お子さんの好きな具合を準備して、机上で挟む工程をママパパと一緒にやりましょう。
・絵本を見る→おもちゃで遊ぶ→実際に経験する、この3つの過程がつながることで、ことばの世界も広がってきます。

2.おこめくんとママのおにぎりやさん

絵本を布でできた子どもに人気のままごとあそび×布のおもちゃで、低年齢から安心して楽しめます。
うめぼし・サケ・エビフラ イの具材をつめて、おこめくんとママといっしょにいろんなおにぎりを作ってみよう!
布おもちゃは洗濯可能です
セット内容:絵本・おにぎり(ポケットなし)・おにぎり(ポケットあり)・サケ・うめぼし・エビフライ・のり(ノーマル)・のり(うさぎ型)・クロス×各
(公式ホームページより)
【言語聴覚士のおすすめポイント!】
・パンよりもおにぎり好きのお子さん向き
・具材の名前を覚えるだけでなく、おにぎりを「にぎる」、のりを「まく」、具を「つめる」等の動作語を積極的に使っていきましょう。
・絵本とおもちゃで遊んだ後は、机上にごはん、具、のりを準備して、実際におにぎりを作る工程をお子さんに見せつつ、お子さんの大好きなおにぎりを握ってあげましょう。
・絵本を見る、おもちゃで遊ぶ、実際に経験する、この3つの過程がつながることで、ことばの世界も広がってきます。

3.チーズくんのおいしいスープ

絵本とままごとのセットです。
絵本の主人公チーズくんといっしょに、いろいろな野菜や道具を使って料理を しましょう。
絵本のストーリーに沿って遊ぶことで、包丁の使い方やキッチンにある調理器具、野菜の切り方、 料理の手順などを楽しみながら覚えることができます。
セット内容:絵本・かぼちゃ・じゃがいも・たまねぎ・にんじん・トマト・おたま・包丁・まな板・おなべ×各1
(公式ホームページより)
【言語聴覚士のおすすめポイント!】
・包丁の使い方や、野菜の切り方も丁寧に書いてあるので、まずはおもちゃを使って一緒にやってみましょう。
・野菜の名前や調理器具の名前だけでなく、なべで「にこむ」、おたまで「すくう」等の動作のことばも知ることができます。
・絵本とおもちゃで遊んだ後は、実際にスープをお子さんとスープを作ってみましょう。お子さんと入れる具材を決める、調理器具をとってもらう、等のお手伝いをしてもらいましょう。
・絵本を見る、おもちゃで遊ぶ、実際に経験する、この3つの過程がつながることで、ことばの世界も広がってきます。

4.ベリーくんのきのみやさん

絵本とマグネットあそびができるおもちゃのセットです。
絵本の主人公ベリーくんになって、おもちゃで木の実を運んでみよう!
物語にそってボードの中の玉をマグネットペンで運ぶことで、数の数え方や色の認識力が 深まるだけでなく、遊びながらペンの持ち方や手先の器用性、思考力、集中力を養うことができます。
セット内容:絵本・本体×各1
(公式ホームページより)
【言語聴覚士のおすすめポイント!】
・数を教えたい、手先が器用になってほしいお子さんにおすすめです。
・様々なことばを学んでいくために必要な、集中力、思考力が鍛えられます。
・手先の器用になると、ことばの発音が良くなります。

遊んだ後に“本物”で体験!さらに言葉が育つコツ
絵本とおもちゃで遊んだ後は、実際にサンドイッチやおにぎり、スープをお子さんと一緒に作ってみましょう。
ママパパが余裕のあるときで大丈夫です。
いきなり全部を一緒にやるのは、時間がかかりすぎるので、
「どれにしたい?」とお子さんに指さしを促したり、おにぎりであれば、のりだけ巻いてもらったり、少しだけでも絵本と同じ体験ができると、言葉の世界がより広がっていきます。
まとめ|絵本が苦手な子でも楽しく言葉と出会える
「えほんトイっしょ」は、ことばの発達がゆっくりな子にとって、絵本を好きになるきっかけを作ってくれる素晴らしいシリーズです。
遊びながら学べることで、無理なくことばを覚えられ、親子のコミュニケーションも深まります。
「絵本はまだ難しいかも…」と思っているお子さんがいるなら、ぜひ「えほんトイっしょ」を試してみてください!
きっと、ことばの世界がぐんと広がりますよ。
Q1.「えほんトイっしょ」は何歳から使えますか?
A. 公式には1歳半〜推奨されていますが、2〜3歳ごろに特におすすめです。絵本の内容を理解しながら、言葉のやりとりやごっこ遊びができる時期にぴったりです
Q2. ことばの発達が遅い子にも効果がありますか?
A. はい、あります。おもちゃで手を動かしながら、絵本の場面を再現することで、言葉の理解が深まり、発語のきっかけにもつながります。親子で会話しながら遊ぶことがポイントです。「えほんトイっしょ」をきっかけに絵本が好きになってくれると、さらにことばの世界が広がります。
Q3. 絵本に興味がない子でも使えますか?
A. はい。「遊べる絵本」として設計されているので、まずはおもちゃをきっかけに絵本の世界に興味を持つ子が多いです。「読んだら遊べる!」という期待が絵本好きへの第一歩になります。
Q4. シリーズの中で、どの絵本を選べばいいですか?
A. お子さんの好きな食べ物や遊びで選ぶのがおすすめです。たとえば、おにぎりが好きなら「おこめくん」、スープが好きなら「チーズくん」など、興味のあるテーマが言葉の吸収を促します。
Q5. どこで購入できますか?
A. 「えほんトイっしょ」はAmazonや楽天、知育玩具専門店などで購入可能です。記事内にアフィリエイトリンクもご用意していますので、ぜひチェックしてみてください。