言葉の発達がゆっくりなお子さんにおすすめのおもちゃ!アンパンマンことばずかんで理解力と発語を育てる方法

「まだことばが出ない」「何をしてあげればいいの?」と感じていませんか?
私は小児専門の言語聴覚士として、ことばの発達が気になるお子さんと関わってきた経験から、
「アンパンマンことばずかん」をお勧めします。お子さんのことばの状況に合わせた使い方やおうちでできる“楽しいことば育て”のコツをお伝えします。
発語の前に育てたい「ことばの理解力」
ことばの発達=発語に目が行きがちですが、その前に大切なのが「ことばの意味を理解しているかどうか」です。
私達小児専門の言語聴覚士は、発語に注目するのではなく、お子さんの理解力に注目してことばの発達面を見ています。
たとえば「りんごはどれ?」と聞いたとき、指を差せるならそれは「理解ができている」ということ。
この理解力が十分に育つと、自然と「言いたい!」「まねしたい!」という気持ちが芽生え、発語へつながります。


理解力と発語、両方育つ!あんぱんまんことばずかんシリーズ
そんなことばの土台を楽しく育てられるのが、「あんぱんまん ことばずかんPremium」シリーズです。
タッチペンで絵本をタッチすると、絵にあったものの名前をアンパンマンたちがおしゃべりで教えてくれるおもちゃです。

以下の2種類があります。
- あんぱんまん ことばずかんPremium
- Premium & ものしりずかん大集合セット
このおもちゃは2010年の発売以来、3回のリニューアルを経て、現在に至ります。
機能がどんどん拡大され、人気のあるロングセラーのおもちゃです。
2010年の発売年、2012年、2017年のリニューアル時に日本おもちゃ大賞でエデュケーショナル・トイ部門の大賞を受賞しています。

出典 アンパンマン ことばずかんPremium │ セガ フェイブ トイ製品情報公式
✅ どっちを選ぶ?2つのずかんを徹底比較!
項目 | あんぱんまんことばずかんPremium | Premium & ものしりずかん大集合セット |
---|---|---|
対象年齢 | 3歳〜 | 3歳〜 |
収録語数 | 約2,000語 | 約3,500語 |
収録ページ数 | 53ページ | 83ページ(ずかん2冊分) |
言語モード | 日本語・英語 | 日本語・英語 |
付属機能 | 2語文モード、クイズ機能 | 百科事典的要素でより幅広い語彙に対応 |
おすすめタイプ | ことばの理解をしっかり育てたいお子さん向け | 理解が進んできたお子さん/たくさんの語彙に触れたい子向け |
✨ お子さんの状態に合わせて選ぶのがポイント!
🍼 発語前・ことばの理解を育てたいなら…
あんぱんまんことばずかんPremium!
- 基本的な語彙やあいさつ、動作語が網羅されていて、はじめての知育ずかんにぴったり
- “ことばの理解力”と発語を自然に育む工夫がいっぱい
- 2語文モードやクイズモードで、次のステップも安心
🧒 語彙を広げたいなら…
Premium & ものしりずかん大集合セット!
- 3,500語以上で「動物・食べ物・乗り物」も充実
- ことばの理解がある程度育ったお子さん向け
- 長く楽しめて語彙力アップに◎
このおもちゃで育つ3つの力〜言語聴覚士お勧めの遊び方〜


✅ 1. ことばの理解力を育てよう
単語の理解を育むには
- まずは、ママパパが「○○はどこ?」と聞き、お子さんにタッチペンでタッチしてもらいましょう。
正解したら、「ピンポンピンポン」 お子さんが喜びます
不正解の場合、「これは◯◯だったね」こっちだよ、と正解を指さしてお子さんにタッチペンでタッチしてもらいましょう。 - どんどんタッチペンでタッチしていきたいお子さんの場合は、お子さんがタッチした後にママ・パパが「◯◯だね」と繰り返しことばで伝え、理解を促していきましょう。
2語文の理解を育むには
- ママパパが「◯◯と〇〇どーれだ!」、2つの単語を聞いて記憶しておく力がつくと、2語文の理解へつながります。
お子さんも2つタッチできるので、楽しむことができます。
例)「りんごとバナナどーれだ」「ぞうときりんどーれだ」 - 2語文モードでお子さんが好きな絵をタッチし、2語文の理解を育みましょう。ママパパが時間あれば、タッチペンの声に続いて「〇〇を〇〇だね」と繰り返し、定着を促します。
- 2語文をつくろうモードで、ママパパが2語文「◯◯を◯◯どーれだ」と聞き、お子さんにタッチペンでタッチしてもらいます。
例)「ボールをなげる、どーれだ」「えほんをよむ、どーれだ」
正解したら「ピンポンピンポン」お子さんが喜びます
不正解の場合、「これは◯◯を◯◯だったね、こっちだよ、と正解を指さしてお子さんにタッチペンでタッチしてもらいましょう。
✅ 2. 発語(スピーチ)の力を育てよう
単語・2語文のスピーチを育むには
- 理解力が育ってくると、自然とことばを真似するようになります。タッチペンでタッチしながら、真似して言ってみましょう。
- 録音モードを使い録音して一緒に聞いてみましょう
- お子さんが言ったことばをママ・パパがタッチペンでタッチしてもいいです。時にはわざと間違えると、こっちだよと指さしで教えてくれるはずです。
- 2語文モードで真似して見ましょう。
✅ 3. やりとりの力を育てよう
- クイズモードにて、「パンに屋さんはどこかな?」「鳴いている動物はどれかな?」と聞いて応答する力をつける
- ママパパが一緒に遊べるときには、「丸いものをさがしてみよう」「赤いものを探してみよう」と形や色に注目して、一緒に考えてみましょう。
👨⚕️ 言語聴覚士のおすすめポイント
- お子さんが一人でどんどんタッチして覚えていくこともできますが、ママパパもできる範囲で付き合って遊ぶことで、効果倍増です
- 取り上げられている語彙のが、お子さんの生活に寄り添っており、身近な物の名前や動作、形容詞等バランスよく入っています
- 「こんにちは」「いってきます」などのあいさつ、「ありがとう」「どういたしまして」などの思いを伝えることばが収録されていて、実際の生活の中で使用される生きたことばを学べます
- 2語文モード、クイズモードとステップアップできるようにできているので、お子さんの状況に合わせて長く遊べます
実際にセラピーで「アンパンマンことばずかん」を使った時のママの感想(口コミ)
📍 3歳の男の子のママ
お誕生日が近いので、どんなおもちゃを買ってあげたらいいのか迷っていました。言語聴覚士のセラピーで、「アンパンマンことばずかん」を使ったら、とっても楽しそうにタッチしていました。アンパンマンの声に合わせて言語聴覚士の先生が同じことばを言ってくれるのを楽しんでいました。誕生日プレゼントに購入して、言語聴覚士の先生と同じような遊び方で楽しんでいたら、いつの間にかことばがしゃべれるようになっていました。
📍 2歳の女の子のママ
ことばがゆっくりで、言語聴覚士のセラピーに通っていました。「とまとどーれだ!」の問いかけに、タッチペンで絵を指して答えることを楽しんでいます。アンパンマンの声を聞きたいし、同じことばをアンパンマンが言ってくれるので、娘も大満足です。まだしゃべってはくれませんが、焦らず、まずは理解力を育てていきたいと思います。
📍 4歳の男の子のパパ
ことばが少し遅かったので言語聴覚士がセラピーに通っていたとき、乗り物好きの息子のために「大集合セット」の乗り物を使用してくれました。特に息子はクイズモードにドはまり!親子でのことばのやりとりが増えました。ずかんの内容はとても豊富なので、長く使えるところも気に入っています。
親子で楽しみながら、ことばの世界を広げよう!
焦らず、まずは「聞いて」「理解する」体験を積み重ねましょう。 あんぱんまんと一緒に、ことばの世界への第一歩を踏み出してみませんか?
よくある質問(FAQ)
Q. あんぱんまんことばずかんは何歳から使えますか?
A. メーカー推奨は3歳からですが、2歳ごろから親子で一緒に遊ぶことで「ことばの理解力」を育てる目的で活用できます。
Q. 発語がまだない子どもでも効果はありますか?
A. はい。発語がない時期でも、絵を見ながら音を聞くことで「ことばの意味の理解」が進み、自然な発語の土台づくりになります。
Q. 親も一緒に遊ぶ必要がありますか?
A. 特に最初は親子で一緒に遊ぶことが重要です。「これは◯◯だね」「どこにあるかな?」など、語りかけがことばの発達を促します。
Q.Premiumと大集合セット、どちらを選べばいいか迷います、、、
A. まだ発語が少ないお子さんには「Premium」、ある程度ことばを話すお子さんや語彙を増やしたい場合は「大集合セット」がおすすめです。
Q. 遊んでいるだけで本当にことばが育ちますか?
A. 一方的に遊ぶだけではなく、親子のやりとりを大切にすると効果的です。あんぱんまんずかんはそのやりとりを引き出す仕掛けが豊富です。