2歳児のことばと数字の発達に最適なおもちゃ!学研『きかんしゃトーマス10までつなげて』の遊び方ガイド

「うちの子、数字に全然興味がなくて…」
「数を教えたいけど、どうやって遊びに取り入れたらいいのかわからない」
こんなふうに感じている方はいませんか?
言葉や数字に触れる機会はたくさんあっても、「楽しみながら学べるおもちゃ」を見つけるのって意外と難しいもの。
特に2~3歳の子どもにとって、興味のないことをただ“教え込む”のは逆効果になってしまいます。
そんなときにおすすめしたいのが、学研の知育玩具「きかんしゃトーマス 10までつなげて」です。
子どもたちが大好きなトーマスのキャラクターと一緒に、
「つなげて」「数えて」「探して」と、遊びの中で自然とことばや数に親しめるおもちゃです。
私自身、10年前から現在に至るまで、ことばの遅れで相談にいらっしゃるお子さんのセラピーにこのおもちゃを使っています。
この記事では、ことばの発達や数字の学習に不安を感じている親御さんに向けて、
実際にセラピーで行っているおすすめの遊び方や体験談も紹介していきます。

うちのこ、電車ばかりで遊んでいるわ。ちょっとことばも遅いみたいだし、一緒に遊べるいいおもちゃはないかしら?

ことばのセラピーでも大人気な学研ステイフルから発売されている玩具「きかんしゃトーマス10までつなげて」を紹介させてください。
じゃーん!こんな感じの透明な入れ物に入っている玩具です。
すべての貨車をつなげて動物を乗せるとこんな感じになります。
「きかんしゃトーマス10までつなげて」とは?
どんなおもちゃ?
トーマスを先頭にして、その後ろに1から10まで色々な色の貨車をつなげていく玩具です。
それぞれの貨車には、貨車と同じ色の動物をのせられるようになっています。

対象年齢は?
1歳後半ぐらいから4歳ぐらいまで楽しめます。
それぞれの年齢に応じた遊び方は次章で紹介しますね。

特徴は?
トーマスのキャラクターが好き、乗り物が好き、数字が好き、色が好きなお子さんが楽しめる玩具です。
貨車をつなげる、つなげた貨車を走らせる、数字を順番に並べる、貨車と同じ色の動物を乗せる、等々様々な遊び方ができます。

おすすめの遊び方4選
つなげて遊ぼう!
対象年齢:1〜2歳
あそびかた
①ママパパが「がっちゃん」といいながらトーマスに貨車を1つ連結させる
②1つ連結させるごとに「しゅっぱーつ!」と言ってぐるっと走らせる
③貨車が9つあるので、9回繰り返す
あそびの効果
・「がっちゃん」「しゅっぱーつ」を繰り返し子どもに聞かせることでことばの真似を促すことができる
・「がっちゃん」「しゅっぱつ」はことばでなく身振りもつけると身振りで真似してくれることがある
・1歳〜2歳のお子さんは、自分だけで連結することが難しい場合が多いので、ママパパの助けが必要。お子さんが貨車をさしだしてくっつけてほしいと要求してきたら「がっちゃん」なのね、と伝えましょう。
ポイント!
・数字の順番は気にする必要はありません。
・お子さんが貨車を長くつなげたいと思っているのか、どうやって遊びたいと思っているのかを探っていきましょう。
色合わせで遊ぼう
対象年齢 2歳から3歳
あそびかた
①動物は全部ママパパが持っておく
②動物を1つお子さんに見せて、「同じ色はどーれだ、乗せてみよう」と声かけ
③お子さんが同じ動物と同じ色の貨車に乗せたら「◯◯色」だねと伝える
あそびの効果
・色合わせをすることで、色を見比べる力をつける
・色合わせをしながら、色の名前を聞き、色の名前の理解を促す
ポイント!
・お子さんが色の名前を言ってくれなくてもOK。まずは理解を促します。
・色を見比べる力がまだ育っていない場合は、動物を乗せていくこと自体を楽しみましょう。
数字を並べてあそぼう
対象年齢 3歳から4歳
あそびかた:トーマスの後ろに、1から順番に貨車を連結させてみよう
①貨車をすべて出しておく。トーマスはママパパが持っておく。
②「1どれだ」とお子さんに選ばせる。難しい時は、ケースの写真を見せる、「オレンジだよ」と色のヒントを伝える。
③1番の貨車を連結させたら、数字を指さししながら「1だね」と再度伝えよう。
④数字がすでに分かる場合は、ランダムに「7どれだ!」と選んでもらいます。
あそびの効果
・数字の順番が分かるようになる
・数字が読めるようになる
ポイント!
・数字にすこしでも興味がある場合にしましょう。
・1から10までを暗唱できてから取り組みましょう。
※数の概念の学習はこちらを参考にしてください。↓↓

なぞなぞであそぼう
対象年齢 4歳から5歳
あそびかた
①貨車をつなげた状態にしておきます
②ママパパが動物を1つ手に隠して、動物のなぞなぞを出題します
・ライオン:「がおーってなくどうぶつはなーんだ」
・きりん:「首の長いどうぶつはなーんだ」等
③お子さんが正解したら、動物を渡して貨車に乗せてもらいます。
④お子さんが答えられない場合は、無理をせずに動物を少し見せてあげたり、身振りで示してあげたりヒントをすぐにあげましょう。
⑤すぐに正当できる場合は、お子さんにもなぞなぞを出題してもらい、ママパパが答えましょう。
あそびの効果
・本格的ななぞなぞが楽しめるようになる前段階にとても良いなぞなぞあそびです
・ことばを聞いてどんな動物をイメージできるか、想像力を育みます
ポイント!
・なぞなぞに答えることが難しい場合は、「この動物は何でしょう」と動物を顔だけ、お尻だけ見せてあげてください。部分的に見て全体をイメージする力を育むことができます。
・お子さん自身がママパパの出題する「なぞなぞ」を聞いてイメージすることを楽しめているかがポイントです。

1つの玩具でも色々な遊び方があります。お子さんの様子に合わせて親子で楽しんでください。
実際に遊んでみたママの感想【体験談】
2歳男の子のママ
うちの子はおしゃべりがゆっくりで、ことばのセラピーに通っていました。
言語聴覚士の先生がトーマス好きの息子のために、「10までつなげて」を教材として使ってくれました。まだ1から10までちゃんと数えられなかった時です。
トーマスが大好きだったので、すぐに興味をもってくれましたが、遊び方はただただつなげることが楽しくて、楽しくて。
パーツをつなげながら「がっちゃん」「次は2だね」「次は黄色だね」「ライオンが乗るよ」等、息子が貨車をつなげたり、動物を乗せるたびに話しかけていたら、いつの間にか「いち、に、さん…」と数え始めるように!
今では「10はどこー?」「ぞうを乗せる!」と自分から探すようになって、数の順序や動物の名前も言えるようになってきました。
遊びながら「ことば」も「かず」も一緒に育てられるのが本当にありがたいです。
3歳女の子のママ
うちの娘はおしゃべりはそれほど遅れていなかったのですが、数字にまったく興味がなくて…。
「いち、に…」と数えてもすぐ飽きてしまい、どうやって教えたらいいか悩みを言語聴覚士の先生に相談しました。
そんなときに紹介されたのが「きかんしゃトーマス10までつなげて」。
正直、娘はトーマスを知らないし、「パーツをつなげるだけ?」と思ったのですが、「ケースの写真通りの順番に並べてみようか」「次は3だね」と声をかけてみると、どんどん反応が良くなって!
今では「1,2,3・・」と言えるようになり、「1はきりんさん」と得意気に言っています。
遊びの中で自然と数字を覚えてくれるって、こんなにラクで楽しい方法があったんだと驚いています。
よくある質問(Q&A)
Q1「きかんしゃトーマス10までつなげて」は何歳から遊べますか?
A. 対象年齢は2歳以上です。パーツを組み合わせて遊ぶため、手先の発達や集中力の育成にも役立ちます。
Q2 数字に興味がない子どもでも楽しめますか?
A. はい。トーマスやなかまたちのキャラクターが登場するため、数字に興味がないお子さんでも自然と数字に親しむことができます。
Q3 言葉の発達にも効果がありますか?
A. 数字を言いながらつなげたり、動物と貨車を同じ色に合わせたりすることで、語彙力を育むことができます。
Q4 パーツは小さくて誤飲の心配はありませんか?
A. パーツは比較的大きめに作られており、誤飲のリスクは低く設計されていますが、必ず保護者のもとで遊ばせてください。
Q5 子どもが飽きずに遊べる工夫はありますか?
A. 数字を順に並べる遊びのほか、色合わせ・キャラクター探し・タイムアタックなど遊び方のバリエーションを工夫することで、飽きずに長く楽しめます。