G-YSQ9H5F0GR 1歳半健診でことばが遅いと言われたら?相談先を言語聴覚士が解説

1歳半健診でことばが遅いと言われた後どうする?相談先・次のステップを言語聴覚士が解説

1歳半健診でことばが遅いと言われたら?
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「1歳半健診でことばが遅いと言われた後、どうすればいいの?」——健診後の正しい行動ステップを、25年以上の臨床経験を持つ現役言語聴覚士が解説します。

「様子を見ましょうと言われたけど、何をすればいいか分からない」「どこに相談に行けばいいの?」——健診後にこうした不安を抱える親御さんはとても多いです。
本記事では、1歳半健診後の具体的な行動ステップ・相談先の選び方・2歳まで待つ間に家庭でできることを整理してお伝えします。

ママ
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健診で「ことばが遅い」と言われたけど、次に何をすればいいの?

ST「こん」
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 健診後の「次の一手」をしっかり整理しましょう。相談先の選び方や、待つ期間の関わり方も含めてお伝えします。

※1歳半健診の内容・発達の目安・家庭でのことばかけ方法は下記の記事で詳しく解説しています↓↓↓

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「様子を見ましょう」と言われた!どういう意味?

 1歳半健診でことばの遅れを指摘された後、「もう少し様子を見ましょう」と言われるケースはとても多いです。

 これは「何もしなくていい」という意味ではありません。「ことばの発達には個人差が大きいため、今すぐ診断・治療が必要な段階ではないが、継続して見ていきましょう」という意味です。

「様子を見る」期間の目安

 多くの場合、次の確認ポイントは2歳前後です。2歳になっても以下の状態が続く場合は、担当の保健師さんに連絡して、相談をしていきましょう。
・意味のある単語がほとんど出ない(「ママ」「ワンワン」など)
・名前を呼んでも振り向かないことが多い
・こちらの話しかけへの反応が薄い
・指さしをほとんどしない
・目が合いにくい、人への関心が薄い

 逆に、単語は少なくても「理解している」「指さしで伝えようとしている」「人が好きで表情豊か」であれば、ことばの爆発的な伸びを待っている段階の可能性が高いです。

「相談を」と言われたら:どこに行けばいい?

 「専門家に相談を」と言われたとき、どこへ行けばいいか迷うことも多いと思います。主な相談先と特徴を整理します。

① 保健センター(地域の保健師・発達相談)

 まず最初に相談する場所として最も動きやすい窓口です。費用は無料で、予約が取りやすく、地域の支援サービスと繋いでもらえます。
・費用:無料
・できること:発達の確認・相談、支援機関の紹介
・担当:保健師(必要に応じて言語聴覚士が同席の場合もあり)
・こんな人に向いている:まず話を聞いてもらいたい、どこへ行けばいいか分からない

② 小児科(かかりつけ医)

 ことばの遅れ以外にも気になることがある場合(運動発達・食事・睡眠など)は、かかりつけの小児科に相談しましょう。必要に応じて専門医や療育機関に紹介状を書いてもらえます。
・費用:保険適用(子ども医療費助成の対象)
・できること:発達全般の確認、専門機関への紹介
・こんな人に向いている:ことばだけでなく他のことも気になる、発達障害の可能性を確認したい

③ 発達支援センター・児童発達支援

 「療育を受けさせたい」と考える場合は、地域の発達支援センターや児童発達支援事業所が選択肢になります。受給者証の申請が必要ですが、保健センターか市区町村の窓口で手続きを案内してもらえます。

ST「こん」
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 迷ったらまず保健センターへ。「どこに行けばいいか分からない」という相談も大歓迎です。保健師さんが地域のサービスに繋いでくれます。

2歳まで「様子を見る」期間に家庭でできること

 「様子を見ましょう」と言われた後、何もせずただ待つのは得策ではありません。この期間に家庭でできる関わりがあります。

やること:ことばの土台を育てる関わり

お子さんの視線の先をことばにする:「あ、ワンワンだね」「バスきたね」
日常のことを短く・ゆっくり伝える:「ご飯食べようか」「お風呂だよ」
指さしに必ず反応する:お子さんが指さしたものをことばで返す
好きな遊びを一緒に楽しむ:遊びの中でことばかけの機会を増やす
絵本の読み聞かせ:文章通りでなくてよい。一緒に絵を楽しむだけでOK

やってはいけないこと

「言ってみて」「真似してごらん」を繰り返す:プレッシャーになり、話すことへの意欲を下げます
「これなあに?」と質問攻めにする:テスト形式の関わりは楽しさを奪います
兄弟・他の子と比べる:ことばの発達の個人差はとても大きいため、比較は親子双方にストレスになります
動画・タブレットに長時間頼る:受動的なメディア視聴はことばの発達促進にはなりません。1日1時間以内を目安に

「今すぐ相談すべき?」チェックリスト

 以下に当てはまる項目がある場合は、様子を見る前に早めに保健センターか小児科に相談することをおすすめします。
□ 名前を呼んでも振り向かないことが多い
□ 目が合いにくい、合っても長続きしない
□ 人への関心が薄い、一人遊びが多い
□ 指さしをまったくしない(1歳半時点)
□ 以前できていたことばや行動が減ってきた(退行)
□ 特定の音や場所に強い拒否反応がある
□ こだわりが非常に強く、切り替えが難しい

 これらは、ことばの遅れ単独ではなく、発達全般のサポートが必要なサインである可能性があります。早めに動くことで、適切な支援につながりやすくなります。

相談・受診のときに準備しておくと役立つもの

 相談をスムーズに進めるために、以下を事前にまとめておくと伝えやすくなります。
母子手帳(発達記録・予防接種歴の確認に必要)
日常の様子を記録した動画(家での遊び・指さし・ことばかけへの反応など)
気になることのメモ(いつ頃から気になったか、どんな場面でどんな様子かを具体的に)
話せることばのリスト(「ママ」「まんま」など、現在話している単語を書き出しておく)

 特に動画は非常に有効です。専門家は普段の自然な様子を見ることで、より正確な判断ができます。「相談室だと緊張してうまく見せられない」という場合も、動画があれば安心です。

まとめ

 1歳半健診でことばの遅れを指摘されたとき、大切なのは「正しい情報をもとに、次の一手を決める」ことです。
・「様子を見ましょう」=何もしない、ではなく、家庭での関わりを続けながら見守る
・相談先の第一歩は保健センターが最も動きやすい
・チェックリストに当てはまる項目があれば早めに相談
・2歳まで待つ間も、「楽しく・短く・繰り返す」ことばかけを続ける

 一人で抱え込まず、専門家を上手に活用しましょう。

ST「こん」
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 ことばの発達には個人差があります。「遅い」と言われても焦らず、まずは今日からできる関わりを一つ始めてみてください。一緒に考えていきましょう。

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現役言語聴覚士(ST)
こんにちは。言語聴覚士(ST)の「こん」です。 1999年に言語聴覚士の資格を取得後、保健センターでの相談業務を経て、25年以上にわたり小児専門のSTとして療育・発達支援の現場で働いてきました。現在も現役STとして、ことばの発達に悩むお子さんと日々関わっています。 臨床の現場で感じることがあります。ことばがゆっくりなお子さんを持つパパ・ママが、毎日どれだけ迷いながら、心配しながら子育てをしているか、ということです。 「もっと楽しく子育てしてほしい」——そんな思いでこのブログを始めました。 25年以上の臨床経験をもとに、今日から家庭で実践できる関わり方・遊び・おもちゃ・絵本の使い方を、専門家の視点でわかりやすくお届けします。一人で悩まずに、ぜひ一緒に考えていきましょう。
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