G-YSQ9H5F0GR 3歳児健診でことばと聞こえは何を見る?チェック項目と事前準備【言語聴覚士が解説】 - ことばの発達サポートガイド
ことばの発達・遅れ

3歳児健診でことばと聞こえは何を見る?チェック項目と事前準備【言語聴覚士が解説】

3歳児健診 ことばが遅い
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「3歳児健診のことばと聞こえのチェックで何を見られるのか、現役言語聴覚士が項目と当日の流れを詳しく解説します。」

 3歳児健診は、お子さんの発達を確認する大切な機会です。少しことばが遅いお子さんをお持ちのママパパは、ドキドキしてしまうかもしれません。「ことば」と「聞こえ」の発達は、今後のコミュニケーション力に大きく影響を与えるため、慎重にチェックされます。本記事では、3歳児健診で確認されることばときこえのチェック項目や、気になる点があった場合の対応について詳しく解説します。

STこん
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もうすぐ3歳児健診なのに、ことばが遅くて心配。3歳児健診って何をするのかしら?

ST「こん」
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3歳児健診の「ことば」「聞こえ」の内容について知り、何を相談するかイメージして望みましょう。

3歳児健診のことばと聞こえのチェック項目と内容

3歳6ヶ月健診では、以下のような項目が確認されます。自治体ごとに異なりますのでおおよその参考にしてください。。

ことばのチェック項目

・二語文や三語文が話せるか(例:「ワンワン きた」「ママ おでかけ する」など)
・自分の名前や年齢を言えるか
・簡単な質問に答えられるか(例:「ごはん食べた?」「お名前は?」)
・「これなに?」などと質問できるか
・会話のやりとりがスムーズにできるか

聞こえのチェック項目

・小さな声や遠くからの呼びかけに反応するか
・ささやき声での絵カード選択が成立するか
・正しい発音で単語を話せているか
・集中して話を聞くことができるか

3歳児健診にて「聞こえ」が気になる時の内容と対応

こんな様子が見られたら要注意

・ささやき声での絵カード選択が成立しない(お住まいの自治体から事前にチェックキットが送られてきます)
・大きな音には反応するが、小さな音には気づかない
・近くで話しかけると理解できるが、遠くだと聞こえていない様子がある
・言葉の発達が遅れている
・発音がはっきりしない、聞き取りにくい

聞こえが気になる場合の対応

・健診時に医師または保健師に相談しよう
 耳鼻科での聴力検査を受けるよう、紹介してもらうことができます。耳鼻科にて耳の中を見てもらい、中耳炎がないか、確認してもらいましょう。
 中耳炎等の疾患の場合は、治療しましょう。明らかな疾患がない場合は、聴力検査を行い、難聴がないかを確認します。

・必要に応じて言語聴覚士(ST)に相談する
健診で保健師に相談すると、自治体ごとに対応は異なりますが、言語聴覚士へ繋がる場合があります。普段の生活の中での聞こえにくさについて、具体的に伝えましょう。

3歳児健診にて「ことば」が気になる時の内容と対応

こんな様子が見られたら要注意

・言葉が2語文にならない(例:「ワンワン きた」などの表現が出ない)
・「これなに?」などの質問が少ない
・話す単語数が少ない
・意味のある言葉をあまり話さない
・発音が不明瞭で、家族以外の人が聞き取りにくい

ことばが気になる場合の対応

・健診時にことばの発達について相談しよう
 医師または保健師にことばを心配していることを伝えましょう。自治体ごとにその後の紹介先や流れが決められています。その流れにのっていくことで、様々なサービスを受けることができます。利用できるものは、積極的に利用していくことをおすすめします。

・言語聴覚士(ST)による評価を受ける
 医師または保健師にことばについての心配を伝えることで、言語聴覚士との相談を紹介されることがあります。ぜひ利用しましょう。
 言語聴覚士との相談では、保護者から家庭でのことばの様子を聞き、実際にお子さんのことばの理解力やスピーチの様子、やりとりの様子、発音の様子、遊びの様子等を確認させていただきます。
 その後、現状についての報告、家庭での対応方法のアドバイス、今後に付いて等の説明を保護者の方に行います。

・発達支援センターや療育機関でのサポートを検討する
 自治体ごとに対応は異なりますが、健診後のフォロー体制としてすぐに発達支援センターや療育センター等の利用を勧められることがあります。
 言語聴覚士だけでなく、小児神経科医師、心理士、作業療法士等のお子さんの発達に関する専門家がいますので、ぜひ利用してください。子育てや発達に関するどんな悩みでも相談できます。

まとめ

 3歳児健診は、お子さんのことばと聞こえの発達を確認し、必要なサポートを受けるための大切な機会です。もし「聞こえにくそう」「ことばが少ない」と感じたら、早めに相談することが重要です。相談機関を積極的に利用し、お子さんのことばの発達を促していきましょう。

ST「こん」
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ママ・パパも我が子のことを1人で悩まず、紹介されたサービスを積極的に利用しましょう。様々な専門家が親身に相談にのってくれますよ。

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療育センターで25年以上、ことばの発達に関わってきた現役の言語聴覚士です。
2026年秋頃より無料相談を開始予定。事前のご登録も受け付けています。

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管理人(こん)
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現役言語聴覚士(ST)
こんにちは。言語聴覚士(ST)の「こん」です。 1999年に言語聴覚士の資格を取得後、保健センターでの相談業務を経て、25年以上にわたり小児専門のSTとして療育・発達支援の現場で働いてきました。現在も現役STとして、ことばの発達に悩むお子さんと日々関わっています。 臨床の現場で感じることがあります。ことばがゆっくりなお子さんを持つパパ・ママが、毎日どれだけ迷いながら、心配しながら子育てをしているか、ということです。 「もっと楽しく子育てしてほしい」——そんな思いでこのブログを始めました。 25年以上の臨床経験をもとに、今日から家庭で実践できる関わり方・遊び・おもちゃ・絵本の使い方を、専門家の視点でわかりやすくお届けします。一人で悩まずに、ぜひ一緒に考えていきましょう。
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