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ひらがなの教え方6選|何歳から始める?家庭でできる学習法を言語聴覚士が解説

ひらがなの教え方6選|何歳から始める?家庭でできる学習法
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「うちの子、ひらがなをなかなか覚えない……」「どうやって教えればいいの?」そんなお悩みはありませんか?
 ひらがなの習得は、就学前の子どもにとって大切なステップですが、無理に勉強させると苦手意識を持ってしまうことも。そこで今回は、親子で楽しく学ぶことをテーマに、家庭でできるひらがな学習の方法をご紹介します!
 ゲーム感覚で取り組めるひらがな学習のコツを押さえれば、お子さんも楽しく文字に親しめますよ。

STこん

言語聴覚士歴25年以上|STこん

ひらがなの習得には個人差があります。焦らず、お子さんが「楽しい!」と感じながら文字に親しめる環境を作ることが一番の近道です。

ママ
ママ

 うちのこ、もうすぐ4歳なのに文字に興味がないみたい。何かできることはないかしら?

ST「こん」
ST「こん」

 文字への興味は、個人差がかなりあるので、全く焦ることはありません。少しずつ文字への興味を育てていく方法があるので、紹介しますね。

✅ こんな方におすすめ

  • 3〜6歳のお子さんをお持ちの保護者の方
  • 文字に興味を示しはじめたお子さんをお持ちの方
  • 就学前に家庭でひらがなに親しませたい方
  • ことばの発達が気になっているお子さんをお持ちの方

⚠️ 向かない方

  • まだ1〜2歳でことばの発達途中のお子さん(まずはことばの発達を優先しましょう)
  • 書くことを強制して早く覚えさせたい方

ひらがな習得のポイントとは?

まずは「読む」ことから始めよう

  • 「ひらがなを読む」→「ひらがなを書く」
     ひらがなの文字学習というと、書けるようになったかどうかを習得の基準にするママ・パパが多いと思いますが、多くのお子さんは読めるようになってから、書けるようになることが多いです。なので、まずは読めるようにすることから始めましょう。読むことができるようになると、書いてみたいという気持ちが芽生えてきます。
  • 「ひらがなを書く」→「ひらがなを読む」
    お絵かきなど書くことが好きなお子さんは、書くことから読めるようになる可能性があります。自分の名前など、ママパパが書いた文字をなぞったり、真似することから始めて、楽しく書いていき、書いたものを一緒に読んでいくことで読めるようになることがあります。
     下記のような「大きめのホワイトボード」を準備してあげると、書いて消してを繰り返すことができるので、オススメです。小さいものは100均でも購入できますよ。
     

ひらがなが読めるようになるために必要な3つの力

  • 文字の形を見分ける力が育っているか?
     ひらがなが読めるようになるためには、ひらがなの形を見分けることが必要です。
    「い」と「こ」、「ね」と「ぬ」など形が似ているけれど、違う文字であるということを認識できると、文字を読める力の基礎ができてきていると判断できます。
     
  • 音を捉える力が育っているか?
     ひらがなが読めるようになるためには、ことばの音を構成している1つ1つの音の違いや音の順序に気づく力が必要です。
    「たいこ」は「た」と「い」と「こ」という3つの音から成り立っていることが認識できる、また音の順番は、最初の音が「た」、2番めが「い」3番目が「こ」であることが分かるということです。
     
  • 音と形を結びつける力が育っているか?
     数字は読めるようになっているでしょうか。「1」を「いち」、「2」を「に」と読めるようになる力と、ひらがな文字を読めるようになる力は同じです。
     形が単純な数字を読めるようになると、ひらがな文字の形と音を結びつける力がついてきていることになります。
     数字が読める、分かるようになるためにはこちらをご覧ください。
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家庭でできる!ひらがな学習法6選

①パズルや間違い探しで遊ぼう

 文字の形を見分ける力を育てるために、絵探しや間違い探し、パズルやタングラムで遊ぶことをオススメします。
 絵探しは「ウォーリーをさがせ」のような本です。間違い探しも色々なキャラクターのものが出ているので楽しめます。
 パズルやタングラムもお子さん自身の手を動かして、形のイメージを様々な感覚を使って捉えていけるのでオススメです。
 一例を下記にのせておきますね。お子さんの好きなキャラクター等を使っていきましょう。



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②ことばのまとまりで読んでみよう

「自分の名前」や「よく見ることば」「好きなキャラクター」を単語そのままのまとまりで覚えましょう。
「ゆうと」って書いてある!「うどん」って書いてある!など、文字のまとまりで何が書いてあるのかが分かるようになることが大切です。自分の名前、お友だちの名前、好きなお菓子の名前などが分かるといいですね。

  • 自分の名前をまとまりで覚えよう。
     お子さんの色々な物に名前を書いてあげましょう。
     お子さんの目の前で書くことが大切です。
     持ち物だけでなく、小分けのお菓子にもお子さんや兄弟の名前を書いてあげることで、自分の名前がまとまりで分かるようになってきます。
  • 家の中にある物の名前をカードに書いて貼ってみましょう。
    「つくえ」「いす」「てれび」「ごみばこ」「かいだん」などなど。
     目に触れる機会が多いと、自然にまとまりで分かるようになってきます。
  • おもちゃのお片付けBOXをラベリングしよう。
    「ぼーる」「くるま」「でんしゃ」「つみき」「ぺん」などなど、文字で書いてラベリングすると読みながら片付けることができ、自然に文字に触れる機会を作れます。最初は文字の横に簡単に絵を書いておいてあげてもいいですね。

③ことば遊びをしよう

  • 単語から音を分解する力を養うことば遊び
    じゃんけんゲーム:じゃんけんをして勝った人が、音の数だけ進むゲーム
    「グー」の時は、グリコで3歩
    「チョキ」の時は、チョコレートで5歩
    「パー」の時は、パイナップルで6歩
    グ・リ・コと言いながら進むことで、音を分解する力がつき、ひらがなの読みに繋がります
  • おすすめ「ことば遊び」3選
    ①「あ」で始まる仲間あつめ
    ②しりとり
    ③さかさことば
    これらのことば遊びの詳細は下記からどうぞ。
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④カルタで遊ぼう

 かるたはひらがなの音と形を結びつける力を育てることができます。
 まずは、読み札が単語で始まるものを準備すると、読みやすいのでオススメです。
 読めるようになってから、読み札が文章になっているものを選びましょう。
 ポイントは、取り札を少なくして始めることです。お子さんや兄弟の名前に含まれる札に限定してもいいかも知れません。
 それでも難しい場合は、読み札の文字を見せて、文字の形合わせにしてみましょう。
 カルタを使えば、遊びながら文字に親しむことができます。
 遊びの中で楽しみながら学ぶことで、ひらがなへの抵抗感をなくすことができます。

 下記の「あっちゃんあがつく」シリーズがおすすめ!
 最初のことばが必ず文字カードの最初になっていること、親しみやすい食べ物の名前であることがおすすめポイントです。
 お子さんの興味あるかるたを探してみてください。


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⑤絵本を一緒に読んでみよう

  • 文字の少ない絵本を選ぼう
     絵本を一緒に読むことは、ひらがな学習にとても効果的です。
     ですが、読み聞かせをするようなたくさんの文章が書いてあるものは、ひらがな学習には不向きです。
     お子さんが文字を読む場合は、1歳児向けぐらいの文字数の少ない絵本にすることをおすすめします。
     下記の「あっちゃん あがつく」等、文字学習に適した絵本もたくさん発行されているので、利用してみましょう。
  • お子さんには部分的に読んでもらおう
     長い文章の絵本を読みたがる場合には、部分的に読んでもらうことをおすすめします。
     カギカッコのところは読んでね、などの約束をして「おーい!」や「ありがとう」など短い文をお子さんに読んでもらうことで、お子さんが自身が「読めた!」と自信につながり、もっと読んでみたい!と思うことが大切です。
  • お子さんの好きな本を選ぼう
     クイズ形式の絵本やしかけ絵本など、お子さんが興味ある内容やキャラクターが登場する絵本を選ぶことで、文字に興味を持ちやすくなります。
     好きなキャラクターの名前を読めるようになったり、絵本の文字のなかから、自分の名前の文字をさがす競争をしたり、色々な使い方ができますよ。
     
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⑥生活の中で文字に触れる機会を増やそう

  • お子さんの名前を色々なところに書こう
     おやつの小袋やお皿、コップ等にお子さんの名前を書いておいて、配膳のお手伝いをしてもらうと、自然と文字に親しめます。読めない時はすぐに教えてあげましょう。
  • 車やバスで移動中に見える文字を一緒に読んでみよう
     道路を走っていると、さまざまな文字に出会えます。「うどん」「しまむら」等、一緒に読んでみるといいですね。「うどん」という文字を見て、「ゆうと」だ!とお子さんが気づいた時は、うどんの「う」とゆうとの「う」が同じだね、と声をかけてあげましょう。少しずつ文字学習が進んでいる証拠です。
  • お風呂に50音表を貼ってみよう
     お風呂に貼れるひらがなポスターを購入して貼るのもオススメです。お風呂の中でポスターを見ながら、あいすの「あ」どーれだ!など楽しみながら文字に触れることができます。お風呂場は、親子で向き合えるとても貴重な時間なので、有意義に使えると無理なくひらがなを習得していくことができます。なるべくシンプルなお風呂ポスターがいいですよ。100円ショップでも購入できます。

ひらがなを楽しく習得するためのポイント

文字学習を嫌いにさせないこと

  • ひらがなの習得には個人差があるので焦らなくて大丈夫です。親子はどうしても熱がが入りすぎてしまうので、お子さんが分からないときに強い口調になってしまいます。でも、そんなことを繰り返していると、お子さんが文字を見るのが嫌になり、余計に文字の習得が遅れてしまいます。分からない時は、すぐに教えてあげる、文字の形合わせにして、自分でできた!という気持ちを育みましょう。
  • 「間違えてもOK!」の雰囲気で楽しく学ぶ
    興味が出てきたのに、まだ文字を読めない!というのは当たり前です。どのお子さんも間違いながら覚えていきます。間違えた時は、さり気なく訂正してあげましょう。お子さんの文字を読みたい気持ちを大事にしていけば、必ず読めるようになってきます。

子どものやる気を引き出す工夫

  • シールやスタンプを使って「できた!」を見える化
    少しずつ分かるようになってきたら、単語のカード(「いす」「ごみばこ」)にシールを貼ったり、50音表の読める文字にシールを貼っていくのはとてもおすすめです。
  • 分かる!楽しい!ことを続けよう。
    お子さんは、楽しいことは進んでやってくれます。やる気がないとき、やりたがらない時は、お子さんにとって難しいことを行っている可能性があります。これまでに紹介したことの中から、少しやさしいものに切り替えて取り組んでみましょう。無理は禁物です。文字を読むことは楽しい、読めて嬉しい、という気持ちを大切にしてくださいね。

よくある質問(Q&A)

  1. Q1.ひらがなを覚えるのに最適な年齢は?

    A. 3〜5歳頃に興味を持ち始める子が多いですが、個人差があります。お子さんが少しでも興味を示したタイミングで楽しく学び始めるのがベストです。

  2. Q2. 子どもがひらがなに興味を示さない場合はどうすればいい?

    A. 無理に教えず、遊びの中で自然に触れられる環境を作りましょう。まずは自分の名前をまとまりで分かるところから、始めましょう。

  3. Q3. ひらがなを書く練習も同時にしたほうがいい?

    A. まずは「読む」ことに慣れてから、「書く」練習に進むとスムーズです。書くことがストレスにならないよう、子どものペースを大切にしましょう。

  4. Q4. ひらがな練習におすすめの教材は?

    A. ひらがな50音表、絵本、カルタ、シールブックなど、視覚的に楽しく学べるものがおすすめです。

  5. Q5. ひらがなを覚えるのにどのくらい時間がかかる?

    A. 早い子は数ヶ月で覚えますが、じっくり時間をかける子もいます。焦らず、楽しく継続することが大切です。

親子で楽しく取り組めば、ひらがなの学習もポジティブな経験になります!ぜひ、お子さんと一緒に試してみてくださいね。

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管理人(こん)
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現役言語聴覚士(ST)
こんにちは。言語聴覚士(ST)の「こん」です。 1999年に言語聴覚士の資格を取得後、保健センターでの相談業務を経て、25年以上にわたり小児専門のSTとして療育・発達支援の現場で働いてきました。現在も現役STとして、ことばの発達に悩むお子さんと日々関わっています。 臨床の現場で感じることがあります。ことばがゆっくりなお子さんを持つパパ・ママが、毎日どれだけ迷いながら、心配しながら子育てをしているか、ということです。 「もっと楽しく子育てしてほしい」——そんな思いでこのブログを始めました。 25年以上の臨床経験をもとに、今日から家庭で実践できる関わり方・遊び・おもちゃ・絵本の使い方を、専門家の視点でわかりやすくお届けします。一人で悩まずに、ぜひ一緒に考えていきましょう。
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