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子どもが曜日・日にちを理解できない理由と、カレンダーを使った教え方5選【言語聴覚士が解説】

子どもが曜日・日にちを理解できない理由と、カレンダーを使った教え方
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「今日は何曜日?」「明日は何する日?」と聞いても、子どもがうまく答えられないことはありませんか?
 曜日や日にちの感覚をつかむのは、大人にとって当たり前のことでも、子どもにとってはとても難しいものです。そんなときに役立つのが「カレンダー」です。視覚的にわかりやすく、毎日少しずつ曜日や日にちの理解を促すことができます。
 また、曜日や日にちを理解することで過去や未来の話が理解できるようになり、ことばの発達を促すことにもつながります。

STこん

言語聴覚士歴25年以上|STこん

カレンダーは「見える化」の最強ツールです。毎日少しずつ一緒に見ていくだけで、曜日や日にちの感覚が自然と身についていきます。まずは100均のシンプルなカレンダーから始めてみてください。

ママ
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1週間のイメージが伝わるとうれしいんだけど、曜日や日にちを教えるにはどうしたらいいの?

ST「こん」
ST「こん」

カレンダーを活用することをおすすめします。ぜひ100円ショップ等でお子さん専用のものを購入してみてくださいね。

✅ こんな方におすすめ

  • 3〜6歳のお子さんをお持ちの保護者の方
  • 曜日や日にちを教えたいけど何から始めればいいか分からない方
  • 「今日は幼稚園?」とよく聞いてくるお子さんをお持ちの方
  • 子どもとの日常会話を増やしたい方

⚠️ 向かない方

  • 2歳以下でまだ「昨日・今日・明日」の概念が育っていないお子さん
  • カレンダー学習を無理に急がせたい方(お子さんのペースが大切です)

曜日や日にちが理解できないのはなぜ?

時間の流れをつかむのは難しい

 子どもにとって「昨日・今日・明日」の区別や、1週間は7日の繰り返しであるという流れを理解するのは意外と難しいものです。特に未就学児や低学年の子どもは、時間の感覚がまだ発達途中のため、曜日や日にちの概念をつかみにくいのです。

生活のリズムが一定でない

 毎日同じスケジュールで過ごすことが少ないと、曜日感覚が育ちにくいこともあります。特に、休日の過ごし方がバラバラだったり、習い事や保育園のスケジュールが不定期だったりすると、子どもにとって曜日の区別が難しくなります。

カレンダーを始める目安

 お子さんが嫌がらなければいつ始めてもよいのですが、おすすめのタイミングは「今日は幼稚園?お休み?」とママ・パパに聞いてくるようになった頃です。少し先の予定を知りたいという時間感覚が芽生え始めているサインです。

カレンダーを活用した教え方5選

①シンプルなカレンダーを準備する

 まずはお子さんがよく目にする場所にカレンダーを貼りましょう。100均で売っているシンプルな数字だけ書いてあるカレンダーがおすすめです。絵や情報が少ない方が、曜日・日にちの流れを視覚的に把握しやすくなります。
 「見える化」することが、曜日・日にちの理解への近道です。

②夜のルーティンにカレンダーを組み込む

 歯磨きのあとにカレンダーを一緒に見る習慣をつけましょう。毎日続けることで、曜日の感覚が自然と身についていきます。
・今日の天気をシールやスタンプで記録する
・「幼稚園に行った日」は「よ」、「歯医者に行った日」は歯のイラストなど、今日の出来事を一緒に書き込む

 毎日少しずつ記録を積み重ねることが大切です。

③昨日の出来事をカレンダーで振り返る

 毎日記録を続けていくと、カレンダーを見ながら「昨日の出来事」について自然と会話できるようになります。「昨日は幼稚園に行って、そのあと歯医者でがんばったね」など、カレンダーが会話のきっかけになります。
 これは前の記事「幼稚園・保育園のことを話してくれない」でも紹介した「視覚的な手がかりを使って記憶を引き出す」方法と同じ考え方です。

④曜日ごとの決まった予定を書き込む

 曜日ごとに決まった予定がある場合は、あらかじめカレンダーにマークを書き込んでおきましょう。「明日はスイミングだね」「今日は水曜日だからお弁当だったね」など、曜日と生活が結びつくことで理解が深まります。
 好きなテレビ番組があれば、キャラクターのシールを貼るのもおすすめです。「明日は日曜日だから仮面ライダー見ようね」と伝えることで、カレンダーを見る楽しさも生まれます。

⑤イベントや楽しみな予定をどんどん書き込む

 遠足・お誕生日・家族でのお出かけなど、子どもが楽しみにしている予定もどんどん書き込んでいきましょう。「この日はおじいちゃんの家に行くね」「あと3回寝たら○○の日だよ!」と伝えることで、日にちを意識しやすくなります。
 楽しみな予定があると、子どもは自然とカレンダーを気にするようになり、曜日や日にちの理解がぐっと深まります。

よくある質問(Q&A)

  1. Q1. 何歳くらいから曜日や日にちを理解できますか?

    3〜4歳ごろから「昨日・今日・明日」の概念や曜日の感覚を理解し始めます。「今日は幼稚園?」とママ・パパに質問してくるようになった頃がカレンダーを始めるサインです。

  2. Q2. 何度教えても覚えられません…

    まだお子さんの中で理解の準備が整っていない可能性があります。無理に覚えさせようとせず、カレンダーを一緒に見る習慣を続けましょう。少し先の予定をお子さん自身が知りたがってきた時が、本当の始めどきです。

  3. Q3. 兄弟がいる場合はどうすればいい?

    まずはそのお子さん専用のカレンダーから始めましょう。慣れてきたら、兄弟の予定を色分けして書き込む方法がおすすめです。カレンダーが情報過多にならないよう、シンプルさを保つことが大切です。

まとめ

 曜日や日にちの感覚を身につけるには、カレンダーを活用するのがとても効果的です。今日から取り入れられる5つのポイントをまとめます。
①シンプルなカレンダーを目につく場所に貼る
②夜のルーティンに組み込んで毎日記録する
③昨日の出来事をカレンダーで振り返る
④曜日ごとの決まった予定を書き込む
⑤イベントや楽しみな予定をどんどん書き込む

 毎日少しずつ続けることで、お子さんは自然と曜日や日にちの感覚を身につけていきます。ぜひ親子で楽しみながら取り組んでみてください!

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現役言語聴覚士(ST)
こんにちは。言語聴覚士(ST)の「こん」です。 1999年に言語聴覚士の資格を取得後、保健センターでの相談業務を経て、25年以上にわたり小児専門のSTとして療育・発達支援の現場で働いてきました。現在も現役STとして、ことばの発達に悩むお子さんと日々関わっています。 臨床の現場で感じることがあります。ことばがゆっくりなお子さんを持つパパ・ママが、毎日どれだけ迷いながら、心配しながら子育てをしているか、ということです。 「もっと楽しく子育てしてほしい」——そんな思いでこのブログを始めました。 25年以上の臨床経験をもとに、今日から家庭で実践できる関わり方・遊び・おもちゃ・絵本の使い方を、専門家の視点でわかりやすくお届けします。一人で悩まずに、ぜひ一緒に考えていきましょう。
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